リハビリテーション科
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リハビリテーション科概要
リハビリテーションは、さまざまな疾病や障がいにより、生活に支障をきたしている方に対して、その軽減を図りながら、より豊かな生活が過ごせるように、ご本人やご家族との共通の目標を持ち、関連する職種がチームを組んで支援する過程を示しています。
総合病院である当院では、さまざまな生活に支障をきたしている方に対して、ご自身の持てる能力が最大限に発揮できるよう、そして日常生活が自立して行えるよう、更にはその方の暮らしの質が高められるよう、病院内外の関連職種や機関,ご家族などと連携を取りながら、個々の状況に応じたリハビリテーションを進めています。
リハビリテーションの実際
日常生活の自立や、社会的な活動・参加の機会を広げるために、起き上がりや立ち上がりなどの基本的な動作、歩くことや排せつなどの日常生活動作、話すことや、食べることなどの練習を、一人一人の症状や状態に合わせ、オーダーメードで行っています。
また退院後の生活に向けて、生活環境の評価や必要な福祉用具(手すりや椅子・杖など)調整など、ご自宅への訪問も行っています。
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  リハビリテーション室の風景  
リハビリテーションの主な対象

リハビリテーションの対象となる主な疾患は、脳血管疾患(脳卒中)、骨折・関節疾患(運動器)、心疾患、呼吸器疾患、がん、発達障害、神経難病、そして廃用症候群など、広範囲にわたります。また年齢も、小児から高齢な方と幅広い年齢層に対応しています。最近では、がんに罹患された方や、認知症を抱えている方への対応も増えてきました。

急性期の機能回復から、回復期、生活期における能力の維持・向上を目的として、生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)が高められるよう支援を進めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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リハビリテーションの領域
当院は、南空知地域センター病院の指定を受け、病気やけがの発症まもない時期である急性期の医療を担う医療機関でもあるため、リハビリテーションの対象も、多くの方が急性期の時期にある方が多くを占めています。
 
2026年4月からは、急性期を終え、引き続き在宅復帰を目指すために、集中的なリハビリテーションを継続する、「回復期リハビリテーション病棟」が新たに開設されることになりました。また、統合に伴い、北海道中央労災病院から、心疾患を有する方に対する「心臓リハビリテーション」も引き継ぐことになり、当科の対象領域・分野も、広がってきています。
 
更に、当市内にある市立栗沢病院にも、療法士が配置され、生活期・維持期を中心としたリハビリテーションが行われていますが、同院とも連携を取りながら、急性期から回復期、生活期・維持期まで、シームレスなリハビリテーションが展開できるよう進めています。
回復期リハビリテーション病棟(2026年4月開設)

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患や大腿骨頚部骨折などの急性期治療を終え、病状が安定した方が、在宅生活や社会復帰を目指して、集中的にリハビリテーションを行う病棟です。ここでは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士などの多職種がチームを組み、専門的なリハビリテーションを行います。あわせて、歩行や食事、排せつ、着替えなどの日常生活動作(ADL)も、リハビリテーションの一環として、24時間体制でサポートし、寝たきりを防いで、低下した様々な機能や能力の回復を目指し、退院後も安心した生活ができるよう支援します。当科でも、“できることを増やし、暮らしを取り戻す“ために、積極的に関わっています。

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心臓リハビリテーション(2026年4月、岩見沢中央労災病院から移管)

心臓リハビリテーションは、心臓の病気を経験した方が、安心して自分らしい生活を取り戻すための大切な医療プログラムです。多職種がチームを組み、適切な運動療法や生活習慣の改善にむけた指導を行いながら、症状の軽減や体力の回復、再発予防を目指し、不安の軽減や生活の質の向上につながるよう支援しています。当科でも、心臓に負担をかけすぎないよう、専門医の指導のもとで、有酸素運動や筋力トレーニングなど、無理のない範囲で、”心臓と安心して暮らすためのリハビリテーション”を進めています。

 

 

 

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チーム医療・多職種連携の推進
当院では、多職種で構成されるチーム医療を推進していますが、当科でもリハビリテーションの立場から、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の積極的な参画を進め、診療の質の向上を目指しています。
  • 緩和ケアチーム
  • 骨折リエゾンチーム
  • 栄養サポートチーム
  • 摂食・嚥下支援チーム
  • 褥瘡対策チーム
  • リンパ浮腫チーム
  • 糖尿病透析予防診療チーム
  • 慢性腎臓病予防チーム
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市民向けの糖尿病教室の様子 骨折リエゾンチームの話し合いの様子 褥瘡対策チームの回診の様子
院内各種委員会への参画

院内に設置されている医療安全対策、感染管理・対策、災害医療対策、多職種連携推進などの各種委員会に、リハビリテーションの立場から参画し、医療機能の充実を目指しています。

まちづくりへの取り組み

岩見沢市では、まちづくりへの取り組みの一つとして、高齢者などの地域住民が、身近な場所に気軽に集まり、体操、趣味活動、茶話会などを通じて、交流や健康づくりを行う「通いの場」作りを進めています。当科も、介護予防(フレイル予防)、認知症予防、閉じこもり防止、生きがい作りの観点から、北海道リハビリテーション専門職協会を通じて、リハビリテーションの立場から参画を進めています。

 

 

 

 

 

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  「通いの場」での講話の様子
人を育てるための取り組み
当院では、総合病院である特徴から、多くの領域・分野・疾病に対してリハビリテーションが進められています。そのため当科では、経験年数、職責に応じた5段階のクリニカルラダーを用いて、病院全体の基本方針を踏まえながら、療法士個人のキャリア形成を支援しています。
今後、必要とされる、どのような領域にもリハビリテーションの立場から基本的な対応ができる、そして自分自身の中での強み(専門性)も持てるような「T型人材」の育成を進めています。
基本的には、経験のある臨床教育者が、実際の業務を通じて指導を行い、必要な知識やスキルの習得を目指す、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)を元に進めています。定期的に、管理者と面談しながら、個々人にあった目標を定めながら、人材育成を進めています。
 
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働きやすい職場作りへの取り組み

当科では、働くひとが、心身ともに健康で、安心して高いパフォーマンスが発揮できるよう、心理的安全性の高い職場づくりを目指しています。具体的には、管理者による定期的な面談や、科内にハートサポーターを設けて、側面的な支援を進めています。 

 

 

 

 

 

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次世代の療法士育成への取り組み

当科は、日本作業療法士協会臨床実習指導施設の認定を受けており、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の各養成校(北海道大学、札幌医科大学、北海道医療大学、北海道文教大学など)の臨床実習の施設として学生を受入れ、次世代の療法士の育成にも努めています。当科の多くの療法士が、臨床実習指導者要件を満たす、所定の研修を修了しています。 

施設基準

当院では、リハビリテーションにかかる以下の施設基準の届け出を行っています。

 

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 心大血管リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 摂食機能療法
リハビリテーションに関わるスタッフ
  • リハビリテーション科医師 1名
  • 整形外科(リハビリ担当)医師 1名
  • 療法士(2026年4月現在) 37名
 理学療法士 18名
 作業療法士 15名
 言語聴覚士 4名
  • リハビリテーション事務職員 2名
関連する認定資格・技能など
理学療法士
臨床技術関連
  • 認定理学療法士(脳卒中) 2名
  • 認定理学療法士(スポーツ理学療法) 1名
  • 3学会合同呼吸療法認定士 2名
  • 心臓リハビリテーション指導士 2名
  • 介護支援専門員 1名
  • 福祉住環境コーディネーター 2名
  • PEACE(緩和ケア)研修修了 1名
教育関連
  • 北海道医療大学リハビリテーション科学部臨床指導講師 1名
  • 臨床実習指定研修等終了者 11名
診療報酬関連
  • がんリハビリテーション算定研修修了者 12名
作業療法士
臨床技術関連
  • 認定作業療法士 2名
  • 介護支援専門員 4名
  • 精神保健福祉士 2名
  • 3学会合同呼吸療法認定士 4名
  • 心不全療養指導士 5名
  • 福祉住環境コーディネーター 2名
  • 認知症ケア専門士 2名
  • 離床アドバイザー 2名
  • AMPS認定評価者 1名
  • 両立支援コーディネーター 1名
  • PEACE(緩和ケア)研修修了 2名
教育関連
  • 札幌医科大学保健医療学部臨床指導教授 1名
  • 北海道大学医学部保健学科臨床指導准教授 1名
  • 北海道医療大学リハビリテーション科学部臨床指導講師 1名
  • 日本作業療法士協会臨床実習指導者 1名
  • 臨床実習指定研修等終了者 8名
診療報酬関連
  • がんリハビリテーション算定研修修了者 12名
言語聴覚士
診療報酬関連
  • がんリハビリテーション算定研修修了者 2名
教育関連
  • 臨床実習指定研修等終了者 1名
リンク
医師紹介
武田 宏史
役職

診療部長

 

 

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