院長あいさつ
院長あいさつ
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 岩見沢市立総合病院は、1927年(昭和2年)に岩見沢町立病院(病床数56床)として開設されました。それ以降、岩見沢市はもとより南空知地区の住民の健康維持と良質な医療の提供を使命として歩んでまいりました。現病院は、病床数484床で16診療科を標榜している南空知地区唯一の2次救急指定病院としての機能を有する医療機関です。
 岩見沢市立総合病院は、患者さんとの相互信頼関係に基づく良質な医療の提供を基本理念として掲げています。そして、地域機関病院の基本方針として「住民の健康と福祉の増進への貢献」、診療の基本方針として「患者の人権を尊重し、質の高い標準医療の提供」、地域医療の基本方針として「医療機関・福祉機関と連携した地域医療の充実」、教育の基本方針として「心豊かな人材の育成」、病院経営の基本方針として「公共の役割を果たしながら、健全な病院経営」の5つの基本方針を私たち全職員が常に心掛け、南空知地区や札幌市など近隣の医療機関と協力しながら、岩見沢市で医療を実践しています。
 岩見沢市立総合病院は、建設から40年目を迎え、建物の構造上の問題で医療の提供に制約を受けることが生じてきています。また、全国的な傾向でもありますが、ここ南空知地区も人口減少および少子・高齢化が進んできております。人的資源が少なくなる中で、より質の高い医療を提供できるように、これまで共に急性期医療を担ってきた北海道中央労災病院と一緒になってひとつの新しい病院を作ることとなりました。岩見沢市立総合病院が開院101年目を迎える2028年(令和10年)の春に新病院が完成する予定です。
 開院して1世紀を超える歴史の中で新設される新病院では、当院の基本理念および基本方針に則り、さらには最新の医療技術やチーム医療が提供できるように、広々とした空間、個室を多く設定したプライバシーを尊重した快適な病室などを備えたいと考えております。新病院開院までは、現存の設備を十分に活用して質の高い医療を提供できるように、より一層の研鑽に努めてまいります。今後も岩見沢市そして南空知地区の住民の皆様方の健康と幸福を支えることに全力で取り組んでまいりますので、変わらぬご支援の程どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
令和6年4月                
  岩見沢市立総合病院 院長 髙橋 典彦

 

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