精神神経科(メンタルヘルス)

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概要

 「精神」というとどうしても暗いイメージになってしまい、受診をしぶる方があったりして問題が多かったので、以前から何とかならないかと考えていました。平成18年に新病棟になったのを契機として、当科は「メンタルヘルス」という用語を使用することにしました。「メンタルヘルス」とは、英語のmental healthをカタカナにしたもので、「心の健康」という意味です。本院の正式認可の名称は「精神神経科」なので、玄関や案内板にはこの名称が残っていますが、院内での標榜として「メンタルヘルス」という用語を使用します。略して「メンタル」ということもあります。

7階メンタルヘルス病棟、第7病棟 (閉鎖病棟)
6階メンタルヘルス外来、メンタルヘルス・デイケア (あるいはデイケア)、メンタルヘルス・作業療法 (あるいは作業療法)
5階メンタルヘルス病棟、第5病棟 (開放病棟)
などという言い方をします。

1階からの移動にはすべてエレベーターを使用して、階段は使用しません。階段は火災時などの非常時のみ開くようになっています。

 現代は「こころのケアの時代」と言われており、日常生活におけるストレスに関連した悩み、抑うつ状態、うつ病などへの対応が急務となってきています。名称を「メンタルヘルス」と変更することにより、市民の皆さんが気軽に受診できるようにしたいと考えています。医師による治療は薬物療法が主となります。これは精神薬理学と言われる分野がこの数十年で非常に進歩し、治療効果の高い抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬などが多数開発されてきたからです。ただし薬物療法のみではなく、心理療法的な発想も常に念頭に置いて診察をしています。また臨床心理士によるカウンセリング (セラピーと言うこともあります)も実施しており、重篤な悩みをかかえた方の治療をしています。
 本院は総合病院なので、内科、外科などを受診している方や入院中の患者さんで不調になった方にも対応します。逆に当科に入院中に合併症が生じた方も、内科、外科などで診てもらっています。

①mECT (無けいれん電気療法、または修正電気けいれん療法)
この治療は、重症のうつ病や重度の精神障害に著効があると言われています。本院は総合病院なので麻酔科専門医の監視下で、サイマトロンという治療器を用いてこの治療をしています。ただし最近「うつ」と言われる病状は多様なので、重症で効果がありそうな方に実施しています。

②カウンセリング (またはセラピー)
この治療では、薬物療法や作業療法では治療効果に限界がある、葛藤をかかえた患者さんの治療をします。1人60分の設定で予約の枠があるので、外来担当の精神科医師がこの治療法に該当するかどうかを判断します。月曜日と金曜日に女性の臨床心理士が治療にあたり、開始時間はあらかじめ予約します。

③デイケア
通院中の方が対象で体調を自己管理し、各自が望む生活の実現を目指します。SST、スポーツ、手工芸作品つくりなどのプログラムの他、お茶を飲みながらのんびり、ゆっくりと過ごすこともできます。1日6時間が基本ですが、半日のショート・ケアも可能です。

④アルコール・ミーティング
アルコール依存症からの回復を目的に週1回、グループで話し合いや学習を行っています。ご家族からの個別相談もお受けしております。また、地域には本人・家族を対象にした自助グループ (プライバシーは守られます) もありますので、治療とあわせて積極的にご活用下さい。

⑤精神科訪問看護
生活する中で起きるさまざまな心配事に対し、看護師、作業療法士、精神保健福祉士等がご自宅や職場を訪問し、相談しながら一緒に対処方法を考えます。

⑥精神科作業療法
当科に通院及び入院中の患者様へのリハビリテーション (作業療法) を行っております。プログラムは、作業療法士 (OT) が、患者様やご家族の希望を考慮して、個別的なリハビリテーションの目標を決めて計画します。


外来患者様に対しては、趣味活動などを行ないながら生活リズムの形成や気分転換を図り、日常生活での困りごとについて一緒に考え、安定した地域生活を行えるよう援助させていただいております。また、入院中の患者様に対しては、趣味活動、外出、面談などを通じて退院支援を行っております。リハビリテーションについて不明な点は、職員までお気軽におたずね下さい。

日本精神神経科学会 専門医研修施設

医師の紹介

氏名

黒河 泰夫

役職

医長

学歴

北海道大学医学部(昭和52年卒業)

主な経歴

北海道大学病院その他で研修、研究
S62:  医学博士(北海道医学会賞受賞)
H2:    岩見沢市立総合病院精神神経科

専門領域

精神医学全般

所属学会
(認定医・
専門医・
指導医 )他

日本精神神経学会 (専門医)
精神保健判定医
博士(医学)(北海道大学)
臨床研修指導医

コメント

私は、素晴らしい教授、その他立派な諸先輩に指導していただいて感謝しています。 恩師の教授でも誤診すると言われているので、私が間違えないとは言えませんが、長年の経験で大体一目で病状を把握できるようになったという自信はあります。


氏名

工藤 浩

役職

医長

学歴

北海道大学医学部(昭和61年卒業)

主な経歴

北海道大学付属病院ならびに道内各地の病院に勤務
H4:岩見沢市立総合病院

専門領域

統合失調症患者の急性期治療ならびに社会復帰
精神医学と現象学

所属学会
(認定医・
専門医・
指導医 )他

日本精神神経学会(専門医・指導医)
日本病院・地域精神医学会
日本精神病理・精神療法学会
日本精神分析学会
日本集団精神療法学会

その他

精神保健指定医


氏名

森川 一史

役職

医員

学歴

旭川医科大学医学部(平成20年卒業)

主な経歴

H20:KKR札幌医療センター 斗南病院
H22:北海道大学病院
H23:岩見沢市立総合病院精神神経科

所属学会
(認定医・
専門医・
指導医 )他

北海道精神神経学会
日本精神神経学会